セクション紹介

こんにちは!三重大学E.S.S.ディベートセクションです。

 

私たちはE.S.S.の中で"academic debate"という英語ディベートをしています♪

ディベートとは、ある与えられたテーマについて、賛成反対に分かれて議論を戦わせ、審判を説得するゲームのことです。

 

たとえば、「日本の首都を岐阜県に移すべきだ」というテーマを与えられたとしましょう。このとき、賛成派

 

    ・東京の過密が解消され、新しい都市が育つ

 

    ・重要な機能を分散させることで、地震などの災害時にも安心できる

 

といったメリットを、反対派

 

    ・移転に大きな費用が必要になる

 

    ・国の機能が分散すると、政治・経済活動の効率が下がる

 

といったデメリットをそれぞれ示し、資料を駆使しながら、互いに意見を戦わせます。

 

正式なディベートでは、話す順番や時間があらかじめルールで決められているので、一部の討論番組のようにメチャメチャな言い合いになることはあり ません。また、試合が終わった後には、聞き役であるジャッジが、客観的な立場から勝ち負けを判定してくれるので、ゲームとして議論を楽しむことが出来ます。

 

欧米生まれのディベートは、これまで日本人が苦手としてきた様々な能力を身に付けるのに効果的であるとして、近年、国内でも大きな注目を浴びています。

 

NAFAホームページより引用 http://www.e-nafa.net/

 

ディベートをすることで身に付く力

・コミュニケーション能力(英語力を含む)
→ディベートにおいて、私たちは第3者であるジャッジを説得しなければなりません。そして、説得する際にはただ自分の意見をつらつらと述べるだけでは不十 分で、相手の理解度、価値観などに合わせる必要性があります。つまり、説得する対象に合わせて話し方、議論の種類を選択する必要があるのです。
また、ディベートでは自分たちの議論に相手チームから反論があります。そのとき、効果的に反論するためには、「相手が何を言おうとしているのか」を瞬時に理解する必要があります。

 

・客観的・批判的・多角的な視点が身に付く
→実際のディベートの試合では、自分がどちらの立場になるかは直前まで分かりません。例えば、「日本は死刑を廃止するべきである。」という論題のときに、 自分たちは死刑廃止賛成派にも死刑廃止反対派にもなる可能性があるということです。そのため、自分が死刑廃止に賛成であろうが反対であろうが、どちらの準 備もしなければなりません。
さらに、常に「相手がどういうアタックをしてくるか」を予測して準備をするので、常に自分の意見を批判する力、癖が身につきます。

 

・論理だった思考ができるようになる
→誰かを説得するには、きちんとした理由を示さなければなりません。「投げたくつが逆さまに落ちたので、明日は雨だ。」と主張しても誰も信じないように、 適切な理由付けがない限りは自分の意見に納得してもらうことはできません。そして、ディベートのジャッジの方々は「理由が適切かどうか」を厳密に考え判断 をしてくれるので、論理を突き詰めていかなければなりません。

 

・情報収集/整理/処理能力が身につく
→試合の準備をするとき、いろいろと自分の頭の中で考えを巡らせることもありますが、自分の主張を支えるための証拠資料を本やインターネットから探したり もします。しかし、時間は無限ではないので、効率的に検索していく必要があります。また、多くの証拠資料を集めた後、自分の議論のどの部分に使えるかを判 断、整理し、試合で使えるようにしなければなりません。

 

 

◆◆ ACTIVITY ◆◆

●基礎練

 

基礎的な英語力をつけます。共通の教材を使用して、メンバーそれぞれがリスニング・シャドーウィングなどを行います。

 

●リサーチ

 

本やインターネットを使用して、論題についてのリサーチを行います。
社会的知識や英語に関する知識を身につけます。
英語で書かれた資料を読むこともあるので、リーディングの練習になります。

 

●ストラテジー

 

試合の作戦を考えます。自分の主張を考えたり、相手の主張への反論を考えたりします。
論理的思考力を鍛えるトレーニングになります。

 

●スピーチ作成

 

作戦をもとにスピーチを作成します。
たくさんの英文を書くので、ライティングの練習になります。
また、論理的な文章を作成するトレーニングになります。

 

●スピーチ練習

 

作成したスピーチをもとにスピーチ練習を行います。
スピーキングの練習になります。

 

●練習試合

 

試合の準備ができたら次は練習試合です。
試合では、自分が話すのはもちろんですが、相手側の主張を聴かなければいけないので、リスニングの練習にもなります。
また、その他いろいろな力を身に付けることができます。

 

●大会出場

 

ここまでできたら、最後は大会に出場します!(参加は自由)

私たちは、主に関西圏(大阪、京都、神戸)で開催される大会に出場しています。
全国大会などのために関東(東京)の大会に出場することもあります。
また、関東や東北、九州で開かれる大会に出場することもできます。
大会ではたくさんの出会いがあります♪

 

○セミナー・キャンプ

 

年に数回、関西圏で開かれるディベートのセミナーや他大学と合同の合宿に参加します。(参加は自由)
すばらしい講師の方々に、ディベートやこれからの人生に役立ついろいろなことを教えていただけるのでとても勉強になります(^^)
また、他大学の子たちと友達になれるチャンスです☆
三重大の中に閉じこもっていたらきっと出会えなかった、自分を成長させてくれる人たちに出会えるはずです♪

 

 

 

○セクションキャンプ

 

年に数回、ディベセクでキャンプを行います♪
まじめにディベートの練習をしたり、遊んだり・・・たのしいです(^^)

 

 

 

○OB会

 

毎年12月にディベセクのOB会を行っています♪
一年の活動を報告したり、社会人の方のお話を聞いたり・・・(^^)
ディベセクは、ESSの中でも歴史のあるセクションです。
また、OB・OGさんとの繋がりは他のどのセクションにも負けない自信があります!(*^^*)
(先輩方にはとてもお世話になっています。ありがとうございますm(_ _)m)

 

 

 

○MSDT(Mie university Spring Debate Tournament)

 

2013年度から始まった春休み中の学内ディベートトーナメントです。OB・OGさんをジャッジとして招きコメントなどをいただきます。

 

ディベセクQ&A

Q:忙しくないの?
A:傍から見ているとディベって忙しそうだなぁと思うかもしれませんが、やってる本人達はその魅力に夢中になっているので、実は楽しさや充実感の方が上回っています。
しかも、費やした時間に対して得られるものは、ものすごく大きく将来の役に立つものばかりです。決して時間の無駄使いにならないということは自信を持って言うことができます。
もちろん、どれくらいディベートに時間を使うかは自分で柔軟に調整できます。実際にバイトや勉強とも両立している先輩もいるので聞いてみてください。
と、まあまあ堅いことを書いちゃったりしましたが、実は大学生なんて高校と違って、自由な時間はたくさんあるものです。

 

Q:ディベートって難しくないの?
A:ディベートはかなりフェアなゲームです。スポーツのように身体の大きさや反射神経の良さのような身体的制限がありません。
しかも、ほとんどの人が大学から始めるので、スタートラインは同じです。また、段階を踏んで練習していくことで、誰でもうまくなることができるのです。

 

Q:大会ってどれくらいの頻度であるの?
A:ディベートのシーズンは前期と後期の2つに分かれます。前期は3月末~6月末、後期は9月中旬~12月末です。
シーズンの間はほぼ毎週、全国のどこかで大会が行われているので、自分の出たいときに出ることができます。

 

Q:なんでディベセクなの?
A:ディベートの大きな特徴の1つは勝ち負けがあることです。このシンプルかつ共通の目標があるおかげで、エキサイトし、集中することができます。大会で入賞すれば賞品をもらえたりもしちゃいます♪
また、ディベートの試合は2人一組のチームになってやります。パートナーとの協力なしではうまくいきません。お互いに助け合っていくなかで連帯感や責任感が生まれてきます。共に感動や努力を共有するのはとてもいいものです♪